暗号資産を始めたばかりの頃、「セキュリティって難しそう…」と感じていませんか?
私も最初は「とりあえず口座を開けばOK」と思っていました。
でもある日、知人がフィッシング詐欺にあって数十万円相当の暗号資産を一瞬で失ったと聞き、一気に焦りました。
結論から言うと、対策の9割は「設定するだけ」で完了します。難しいことはありません。今すぐ一緒に確認していきましょう!
なぜ暗号資産はねらわれやすいの?

暗号資産が盗まれやすい理由はシンプルです。
一度取られたらほとんど取り返せないからです。
銀行のお金が不正送金された場合、銀行に相談すれば補償される可能性があります。
でも暗号資産にはその「管理者」がいません。
ブロックチェーン上の取引は基本的に不可逆で、送ったら終わりです。
だからこそ、ハッカーや詐欺師にとって暗号資産は魅力的な標的なのです。
実際に、2024年の暗号資産ハッキング被害額は約22億ドル(約3,300億円)にも上りました。
件数も303件と過去10年で最多を記録しています(Chainalysis調べ)。
しかも、盗まれた暗号資産の約44%が「秘密鍵の漏洩」によるもの。
取引所側の問題だけでなく、ユーザー側の対策が資産を守る鍵になっています。
初心者が今すぐやるべき【セキュリティ対策7選】

① 『二段階認証(2FA)』を必ず設定する
取引所やウォレットに登録したら、真っ先にやるべきことが二段階認証(2FA)の設定です。
二段階認証とは、パスワードの入力に加えて「もう一つの確認」を求める仕組みです。
たとえば、スマホアプリで表示されるワンタイムコードを入力する形式が一般的です。
仮にパスワードが漏れても、二段階認証があれば不正ログインを防げます。
おすすめは「Google Authenticator」や「Microsoft Authenticator」などの認証アプリです。
SMSによる認証は「SIMスワップ詐欺」という手口で突破されることもあるため、アプリ型の方が安全性が高くおすすめです。
設定場所は取引所の「セキュリティ設定」→「二段階認証」から1〜2分で完了します。
まだ設定していない方は今すぐ確認してみてください。
② 『強力なパスワード』を設定し、使い回さない
「パスワードはどのサービスも同じ」という方は今すぐ変更してください。
ひとつのサービスからパスワードが漏れると、同じパスワードを使っている他のサービスにも不正ログインされてしまいます(「リスト型攻撃」と呼ばれる手口です)。
おすすめの対策:
- 12文字以上の英大文字・小文字・数字・記号を組み合わせる
- 取引所ごとに異なるパスワードを設定する
- 「1Password」「Bitwarden」などのパスワードマネージャーを活用する
パスワードマネージャーを使えば、複雑なパスワードを自動生成・保管してくれるため、覚える必要がありません。
無料で使えるBitwardenは初心者にも特におすすめです。
③ フィッシング詐欺の『URL』に注意する
フィッシング詐欺とは、本物そっくりの偽サイトに誘導してIDやパスワードを盗む詐欺です。
私が知人から聞いた被害もこれが原因でした。
よくある手口:
- 「アカウントが凍結されます」などの脅し文句メール
- XやInstagramのDMで送られてくる怪しいリンク
- Googleの検索広告に表示される偽取引所サイト
- 著名人・インフルエンサーを装った「高額リターン」投資勧誘
対策のポイントは、公式サイトをブックマーク登録して毎回そこからアクセスすること。
メールやSNSのリンクは極力クリックしないようにしましょう。
URLのスペルが1文字でも違えば偽サイトの可能性があるので要注意!
④ 大きな資産は『コールドウォレット』で保管する
コールドウォレットとは、オフライン環境で暗号資産を保管するUSBデバイスのようなものです。
取引所(ホットウォレット)はインターネットに常時接続しているためハッキングのリスクがゼロではありませんが、コールドウォレットはオフラインのため、オンラインハッキングは原理的に防げます。
代表的なコールドウォレット:
- Ledger(レジャー):世界的に広く使われているハードウェアウォレット
- TREZOR(トレザー):オープンソース設計で透明性が高い
「取引所に置くのは少額のみ、長期保有の資産はコールドウォレットへ」が基本の考え方です。
数万円以上の暗号資産を保有している方は検討する価値があります。
⑤ 『シードフレーズ(リカバリーフレーズ)』は紙に書いて保管する
ウォレットを作成すると、12〜24個の英単語(シードフレーズ)が一度だけ表示されます。
これはウォレットを復元するための唯一の鍵です。
スマホが壊れたり紛失しても、シードフレーズさえあればウォレットを復元できます。
逆に言えば、これを失うと永久に資産へアクセスできなくなります。
絶対にやってはいけないこと:
- ❌ スマホのメモアプリやメールに保存する
- ❌ Google ドライブなどクラウドに保存する
- ❌ スマホで写真に撮る(クラウド自動バックアップに注意)
正解は紙に手書きして、金庫や引き出しなど安全な場所に保管すること。
オンライン保存は絶対にNGです。
できれば2か所以上に分けて保管しておくとより安心ですよ。
⑥ 取引所は『金融庁登録業者』を選ぶ
日本で暗号資産取引所を運営するには、金融庁への登録が必要です。
登録業者は、コールドウォレット管理・顧客資産の分別管理・セキュリティ体制など一定の基準を満たすことが求められています。
確認方法:
- 金融庁公式サイト「暗号資産交換業者登録一覧」で確認できます
- 国内主要取引所(Coincheck・GMOコイン・bitFlyer・SBI VCトレードなど)は登録済みです
海外の無名取引所は規制の対象外で、トラブル時の補償も期待できません。
初心者はまず国内の登録業者から始めましょう。
⑦ 資産を一箇所に集中させない(分散管理)
「卵を一つのカゴに盛るな」という格言がありますが、暗号資産にも同じことが言えます。
万が一取引所がハッキング被害を受けても、資産を複数の場所に分散させておけばダメージを最小限に抑えられます。
おすすめの分散の考え方:
- 取引用(少額):取引所のホットウォレット
- 長期保有:コールドウォレット(Ledger、TREZOR)
- DeFi・Web3利用:MetaMaskなどのソフトウォレット(少額のみ)
全資産の大部分はコールドウォレットへ移すのが、長期的に安全な管理方法です。
やってはいけない『NG行動』まとめ

| NGな行動 | リスク |
|---|---|
| パスワードの使い回し | リスト型攻撃で複数アカウントが一気に乗っ取られる |
| シードフレーズをスマホに保存 | クラウド経由で漏洩する可能性がある |
| SNSの怪しいDMリンクを開く | フィッシングサイトに誘導され資産を盗まれる |
| 「公式」を名乗るDMの指示に従う | 取引所・有名人・インフルエンサーを装った詐欺が多発 |
| 全資産を取引所に預けたまま放置 | 取引所がハッキングされた際に被害が甚大になる |
| 二段階認証をSMSだけに頼る | SIMスワップ詐欺で突破される可能性がある |
今日からできる『7つの対策』
セキュリティ対策は難しいものではありません!
今日からできる対策をもう一度おさらいします。
暗号資産の世界は自己責任が原則です。
裏を返せば「正しい知識さえあれば、自分でしっかり守れる」ということでもあります。
今日この記事を読んだあなたはすでに一歩先を行っていますよ。
まずは取引所のセキュリティ設定を開いて、二段階認証の設定から始めてみましょう!
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【免責事項】
本記事は情報提供を目的としており、投資を勧誘するものではありません。暗号資産への投資はリスクを伴い、価格変動により損失が生じる可能性があります。投資判断はご自身の責任のもとで行ってください。また、本記事に記載された手数料・サービス内容は2026年6月時点の情報であり、変更される場合があります。最新情報は各取引所の公式サイトでご確認ください。
