【DeFi】直コンの基本操作をマスターしよう!【ラグプル対策!】

【DeFi】直コンの基本操作をマスターしよう!【ラグプル対策!】

突然DeFiサイトから暗号資産が取り出せなくなったらどうしますか?!

先日、実際に私が体験して焦りまくりました(苦笑)

今回はDeFiサイトの操作ができないときに、直接暗号資産を取り出せる直接コントラクト『直コン』のやり方をご紹介します。

DeFiをさわるなら自分の暗号資産を守るため知っておいたほうがいい、、、

いや!

必修科目ですので、この機会にマスターしましょう!

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DeFiサイトから操作できないことはよくある!

DeFiサイトから操作できないことはよくある!

実際にDeFiサイト運営陣が持ち逃げしてしまうラグプルや運営放棄、始めから詐欺だったという話はよくあります(汗)

しかも現実社会では考えられないぐらいの頻度で、、、

突然サイト自体がひらけなったり、サイトの不具合や不正アクセスで操作できなくなることもあります。

そんな時にDeFiサイトを使わずに直接操作できる直接コントラクト『直コン』を知っていると資金を取り出せるかもしれません!

自分の暗号資産を守るために必ず知っておきましょう!

DeFiを『直コン』で操作する基本の流れ

DeFiを『直コン』で操作する基本の流れ

DeFiを直接操作する『直コン』はおおまかに下記のような流れで行います。

  1. DeFiを管理するアドレスを調べる
  2. 暗号資産を出し入れする対象プールを探す
  3. 希望手続きを直接コントラクトで入力する
  4. 暗号資産を対象プールから取り出す(預ける)

「1.DeFiを管理するアドレスを調べる」「2.暗号資産を出し入れする対象poolを探す」は簡単な操作ですがめんどくさくて少し時間がかかるかもしれません。

それでは実際にPancakeSwapサイトで『CAKE-BNB』のLP使って操作方法をご紹介していきます。

DeFiを管理するアドレスを調べる

まずは第一のめんどくさい作業、DeFiサイトを管理しているアドレスを調べます。

このアドレスは各プールの資金の出し入れを管理する責任者なので、なにをするにもここからです。

サイトのガバナンストークンのアドレスを探す

DeFiプールを管理するアドレスを調べるには、まずサイトのガバナンストークンを探します。

PancakeSwapのガバナンストークン『CAKE』の情報はまず【Earn】【Pools】へ。

『CAKE』のオートプールの右側【Details】で詳細をひらいて【See Token Info】をクリック。

右上の【BscScanで表示】をクリックしてBSCコントラクトを見ることができるページをひらきます。

概要右下のToken Trackerの【PancakeSwap Token (CAKE)】をクリックしてガバナンストークンのコントラクトを表示します。

これでガバナンストークンのアドレスページへたどりつきました。

「CoinMarketCap」からガバナンストークを調べる方法

DeFiサイト内をいくら探してもガバナンストークンのコントラクトがわからないケースもあります。

そんなときは暗号資産をランキングで紹介してるサイト「CoinMarketCap」を活用しましょう。

右上で暗号資産やDeFiサイトを検索することができます。

PancakeSwapをひらくと概要がある左側中段に『コントラクト一覧』があります。
これをクリックするとガバナンストークンのBSCScanをひらくことができます。

「CoinMarketCap」はさまざまな情報がのっているとても便利なサイトです。
この機会にブックマークをおすすめします。

DeFi管理者のアドレスをゲットする

それでは『CAKE』のコントラクトからDeFi管理者のアドレスを探し出します!

左上の名称がガバナンストークン、概要左下のOfficial Siteアドレスがまちがいないことを確認してください。

まちがいなければ中段の【Contract】タブから【Read Contract】をクリック。

下の方にある『Owner』に記載してあるアドレスがDeFi管理者のアドレスです。

『Owner』のアドレスをクリックしてBSCScanをひらき、中段の【Contract】タブの『Contract Name』が『MasterChef』になっていればOKです!

ただ、どのサイトも必ず『MasterChef』だとはかぎりません。私がみたことがあるだけで『NativeFarm』や『AdminUpgradeabilityProxy』もありましたのでご注意ください。

このDeFi管理者のアドレスはのちほど使いますので、ページはひらいたままにしておいてください。

次はめんどくさい第二関門、暗号資産を預けているプールを特定していきます。

暗号資産を預けている(預ける)対象プールを探す

DeFiを管理するアドレスをゲットしたら、次はサイト内にある多くのプールから暗号資産を預けている対象プールを探し出します。

今回はプールに暗号資産を預けたときのコントラクトからプールの番号(_pid)を見つけていきます。

MetaMaskから取り引きコントラクトへ

MetaMaskの【アクティビティ】タグをひらき、プールへ預けたときの取引履歴をクリック。

右上の【ブロックエクスプローラーで表示】をクリックしてBSCScanへ。

左上の【Logs( )】をクリックして詳細取り引きを表示。

取り引き一覧の『Deposit』に自分のアドレスがあることを確認し、プール番号(_pid)を特定します。

今回のプール番号(_pid)は『251』であることがわかりました。

数字を入力してプール情報を確認する

それではプール番号『251』が正しいのか詳細を確認していきます。

先ほどひらいておいたDeFi管理者のアドレス【Contract】タブから【Read Contract】をクリック。

下のほうにある項目の『poolInfo』に先ほど調べたプール番号(_pid)『251』を入力して【Quety】クリックしてください。

ちなみにひとつ下の『poolLength : 519』は、今回のDeFiサイト内にある総プール数です。
519プールて、、、、おおすぎ(苦笑)

クリックするとプールのアドレス(Ip Token address)が表示されます。

あ、ちなみに『allocPoint〜: 40000』は表示サイトのプール右側にある『Multiplier : 40x』のことです。
今回のDeFi内では「 40 = 4000 」で認識しているようです。※桁注意
暗号資産を預けているプール特定要素のひとつとして確認してください。

ではプールのアドレス(IpToken address)をクリックしたところから。

概要の右下『TokenTracker』はこのプールで使用している通貨(ペア)です。
クリックして『CAKE-BNB』なのか確認しましょう。

まずは『Contract』のアドレスが『poolInfo』にでてきたプールのアドレス(IpToken address)と同じかを確認してください。
同じであれば【Contract】タブから【Read Contract】をクリック。

あ、この『CAKE-BNB』ページもあとでまた使います。

下の方にある『token0』『token1』のアドレスをクリックして、それぞれが『CAKE』『BNB』であることを確認しましょう。

どうらやらプール番号(_pid)は『251』でまちがいないようですね。

預けている暗号資産を報酬を確認する

それでは再度DeFi管理者のアドレスへ戻って、実際に預けている暗号資産と報酬がはいっているのかを確認していきます。

【Contract】タブから【Read Contract】をクリック。

下の方の『userInfo』プール番号(_pid)とあなたのウォレットアドレスを入力して【Query】をクリックすると、預けている暗号資産と報酬が表示されます。

『amount』が預けている暗号資産『rewardDebt』がハーベストできる報酬になります。

資産の桁数がおかしいですね(笑)
数字の部分をクリックしてみましょう。

実はDeFi内では数字を専用の桁数『Wei』で計算しています。
これから数字を入力するときには注意してくださいね。
今回は『0.132〜BNB』が『132〜Wei』になってます(苦笑)

特定したプールに預けている暗号資産も入っていたので間違いないですね。

ちなみにこの『amount』の数字はのちほど使いますのでコピーしておいてください。

ここまででめんどくさい第二関門突破です!

暗号資産を対象プールから取り出す

いよいよ預けている暗号資産を取り出します。

コントラクトを承認するために手数料がかかるのでご注意ください。

「approve」でトークンを取り扱う承認許可をだす

今から預けている暗号資産を取り出すにあたって、あなた以外である『MasterChef』に暗号資産をあつかう許可を与えなければなりません。

それがこの「approve」という手続きです。

さきほどの『CAKE-BNB』ページにもどって【Contract】タブから【Write Contract】をクリック。

Connect to Web3」をクリックしてMetaMaskを接続してください。

Connected – Web3」になれば接続完了です。

それでは『approve』『spenderにはDeFi管理者のアドレス『valueにはトークンの取り扱い上限量』を入力します。
今回は先ほどチェックしたプールに入っている『amount』の数字を入力します。

入力したら『Write』をクリックしてMetaMaskで承認します。

これでDeFi管理者のアドレスからプール内にある『CAKE-BNB』を扱えるようになりました。

「withdraw」で暗号資産を取り出す

それでは実際にプールから暗号資産と報酬を取り出します!

まずはDeFi管理者のアドレスページへ移動して【Contract】タブから【Write Contract】Connect to Web3」を接続します。

下の方にある『withdraw』『_pidにプール番号』『_amountに取り出すトークン量』を入力します。

今回は『_pid』に251、『_amount』にプールに入っている『amount』の数字を入力して『Write』をクリック。MetaMaskで承認します。

DeFiサイト(今回はPancakeSwap)で無事に暗号資産と報酬が取り出せていたら成功です!
おめでとうございます!(笑)

これていったん直コンで暗号資産の取り出しは完了です。

「emergency Withdraw」と「withdraw」のちがい

DeFi管理者のアドレスページによっては、さきほどご紹介した「withdraw」のほかに「emergency Withdraw」の項目があるかもしれません。

これはプールに入っている暗号資産のみを取り出して報酬は取り出せません

ただ、プール番号(_pid)のみ入力してすぐに全額を取り出せるため、ラグプル時などすぐに資金を回収したい緊急時には有効ですね。

報酬のガバナンストークンはゴミになっているでしょうから(苦笑)

暗号資産を対象プールに預ける

暗号資産を取り出せるということは、当然あずけることもできます。

だた、直コンするケースが思いつきません(汗)

サイトから直接預けれないようなサイトに直コンするのは、、、

まあ、せっかくなのでひとつ知識として一緒に覚えましょうw

ウォレットのトークン額をDeFi用の桁数で確認

DeFi内では暗号資産を『Wei』という単位で取り扱うと説明しました。

まずは自分のウォレットの中にある暗号資産が『Wei』でどう表示するのか確認をします。

預けたい暗号資産『CAKE-BNB』ページの【Contract】タブから【Read Contract】をクリック。

下の方にある『balanceOf』にウォレットのアドレスを入力して『Query』をクリック。

すると、あなたのウォレットに入っている『0.132BNB』が『Wei』で表示されています。

今後の手続きは、この『Wei』を基準にして資金を入れていきます。

暗号資産を預ける対象プールを探す

実はこれが一番めんどくさくてめちゃめちゃ大変です(汗)

取引したことのあるプールであれば、『暗号資産を取り出すとき』と同じ手続きでさがすことができますのでそちらから。

それでは、初めてさわるDeFiサイトのケースですが、今までの手続きを知っている前提で行います。
DeFi管理者のアドレス【Contract】タブから【Read Contract】をクリック。

下のほうにある項目の『poolLength : 519』は、今回のDeFi内に519個のプールあることを意味します。プールの番号は0〜518になります。

このプール番号を0から順番に『poolInfo』へ入力して【Quety】クリック、ひとつずつ確認して見つけ出します(汗)

今回の場合は時間を短縮するため『allocPoint: 40000』『Multiplier : 40x』が一致した時のみアドレスをクリックしていきます。

ひらいたアドレスの概要右下『TokenTracker』はひらいたプールで使用している通貨(ペア)です。
クリックして『CAKE-BNB』なのか確認しましょう。

今回はLPなので、単体トークンの場合はプール番号入力に戻ります(苦笑)

ひらいたトークンアドレスの【Contract】タブから【Read Contract】をクリック。

下の方にある『token0』『token1』のアドレスをクリックして、それぞれが『CAKE』『BNB』だったら今回は正解です!

希望のトークンペア、もしくは単体トークンを見つけるまでプール番号入力の旅は続きます、、、

早めにたどり着けるかは運次第ですね(笑)

「approve」で暗号資産に接続する承認許可をだす

トークンを預けるにはまず、そのトークンを取り扱う許可をだす必要があります。

これは『暗号資産を取り出すとき』と同じ手続きなるので、そちらを参考にしてください。

「deposit」で暗号資産を預ける

それでは実際に暗号資産を預ける手続きをしていきます。

DeFi管理者のアドレスページへ移動して【Contract】タブから【Write Contract】Connect to Web3」を接続します。

下の方にある『deposit』『_pidにプール番号』『_amountに預けるトークン量』を入力します。

今回はウォレットに入っていた『CAKE-BNB』を全額『Wei』で入力して『Write』をクリック。MetaMaskで承認します。

無事にDeFiサイト(今回はPancakeSwap)のプールに入金できていたら成功です!

【ちょい+α】トラブル時の直コンは少しでも早く!

【ちょい+α】トラブル時の直コンは少しでも早く!

Defiサイトがうまく操作できない、もしくはアクセスできない状況の『直コン』は少しでも早いほうがよいです!

なぜなら、DeFiサイトにアクセスできなくてもサイト自体は残っていて、資金動いていないケースでないと『直コン』は機能しないからです。

運営側が資金を取り出して持ち逃げしたり、はじめから詐欺サイトで資金がDefiに入っていなければ『直コン』しても意味はありません。

DeFiで少しでも怪しいなと思ったときはすぐに資金を取り出しましょう!

万一に備えて暗号資産を守ろう!

万一に備えて暗号資産を守ろう!

今回はDeFiサイトから直接資金を出し入れできる『直コン』をご紹介しました。

先日私が体験した『預けた暗号資産を取り出せない恐怖』から救ってくれたありがたい方法なので、DeFiをさわるならぜひ覚えておきましょう!

私が『直コン』をやったときは、暗号資産の情報を発信しているみかんさんの動画を参考におこないました。

とてもわかり易やすく内容も濃いので、みなさんも参考にしてみてください。

それでは、自分の暗号資産をしっかりと守りながら楽しみましょう!