マイニングを始める時『メインパーツのGPU選び』に迷う方も多いと思います。
GPUとは映像を出力するグラフィックボード(グラボ)の中身のことです。
マイニングする仮想通貨や予算、GPUの枚数によっても選択が変わります。
今から始めようとしている方は、尚更どれを選べばいいのかわかりません(笑)
そんな方にマイニングGPUの種類や選び方、おすすめのGPUまでわかりやすくご紹介します!
そもそもGPUマイニングとは?
誰かが仮想通貨の取引きをすると、いつ誰と誰がいくらの取引きをしたか取引内容を台帳に記録します。
この取引き記録を検証することを『マイニング』といいます。
その中でPCのGPUを使って計算するのが『GPUマイニング』です。
検証する計算を手伝うことで、仮想通貨の報酬を受取ることができます。
PC内での『GPUの役割・機能』
PCのGPUは画像の出力に特化したパーツです。
キレイな動画を映し出すための計算が得意なので、データ量が多いゲームや4Kの動画などが本来の使い方です。
一般的なPCでは、CPUに内蔵した機能で画像も映し出すのでGPUは必要ありません。
ネットサーフィンやエクセルなどの事務作業はこれで充分ですが、データ量が多いキレイな動画はキャパオーバーになってしまいます。
そこで、この映像出力に特化したGPUを使うようになりました。
マイニングでの『GPUの使い方』
ではなぜマイニングでGPUを使うのでしょうか。
それはGPUの映像を出力する計算能力がマイニングに向いているからです!
マイニングは『ハッシュ関数』を使って計算します。
この膨大な単純計算をするやり方はGPUが得意とする部分なのです。
ここに目をつけて、複数のGPUをPCに繋いでマイニングを行います。
GPUを増やすほどハッシュパワーが大きくなるので、より多くの仮想通貨をマイニングすることができるというわけです。
『GPUの種類』は2つのみ!
グラフィックボートを販売ているメーカーは多数ありますが、中身のGPUを作っているメーカーは【NVIDIA】と【AMD】の2つしかありません。
ASUSやMSI、GIGABYTE、玄人志向、ZOTACなどは、上記2社の中身を使って外装やチューンナップしてグラフィックボードを販売しているメーカーのことです。
少しややこしいですが、しっかりと整理しておりましょう(笑)
【NVIDIA】製のグラフィックボード
GeForceシリーズが【NVIDIA】のGPUを使用したグラフィックボードです。
一般的にはキレイな画像を求めるゲームユーザーに人気があります。
マイニングではどの仮想通貨にもオールマイティに使え、特にジーキャッシュやモナコインに強いです。
長期間使ってもマイニングの効率が落ちないのも嬉しいポイントです。
ただし、販売価格と消費電力、排熱量が高いのがデメリットになります。
また、ゲームユーザーだけではなく一般ユーザーにも人気があるので、リセールはしやすくなります。
【AMD】製のグラフィックボード
Radeonシリーズが【AMD】を使用したグラフィックボードです。
消費電力と排熱量が低く価格も安いため、効率的にマイニングすることがでいます。
イーサイアムやモネロなど一部の仮想通貨にとても強いのですが、それ以外は効率が悪くなってしまいます。
また、長期間使うと効率が落ちたり、リセールしにくいのもデメリットです。
とは言っても、購入価格が非常に魅力的なので買ってしまいます(笑)
GPUを選ぶ5つのポイント!
マイニングのGPUについてアウトラインは把握できたと思います。
それでは実際にGPUを選ぶ時のポイントを5つにまとめました。
自分がどんなGPUを求めているのか確認しましょう。
マイニングする仮想通貨
自分がマイニングしたい仮想通貨によってGPUの選択も変わります。
現在の価格と消費電力による効率だけで選ぶのか、仮想通貨の将来性で選ぶのか、使うGPUから仮想通貨を選ぶのか、選択の方法はさまざまです。
仮想通貨とGPUの組み合わせによって効率も変わることは頭に入れておいてください。
GPUのハッシュレート
マイニングをするパワーのことです。
当然ハッシュレートが高いとマイニングできる量も増えますが、その分価格や消費電力もどんどん高くなります。
高額なグラフィックボート1枚より、低価格なグラフィックボード2枚の方がハッシュレートが高いケースもあります。
予算やグラフィックボードの価格によって選択肢がかわってくるところです。
『What To Mine』というサイトではGPUのハッシュレートや消費電力をシミュレーションすることができるので便利です。
GPUの消費電力・排熱量
消費電力は月々の収益に直結する電気代のことです。
ハッシュレートが高くてもそれ以上に消費電力が高ければ、効率が悪くなるだけでランニングコストが高くなります。
電圧調整などできますが、始めから低いにこしたことはありません。
当然、消費電力が高いと発熱しますので対策が必要になります。
マイニングはケースに入れずむき出しのことが多いですが、それでもファンが必要になる場合もあります。
GPUの購入価格
月々のマイニング量と消費電力で収益があったとしても、マイニングPCを作った初期費用を回収しなければいけません。
購入価格が高くなればなるほど、回収期間が延びるのでバランスが必要です。
やみくもに高額なグラフィックボードを大量に購入すればいいわけではないのです。
安ければいいわけでもなく、予算もあることなので楽しんで悩みましょう(笑)
GPUのリセール価格
複数のグラフィックボートを購入すると先々では不要になります(苦笑)
通常使うPCには1枚、多くて2枚あれば充分です。
残りは転売することになりますが、古くなればなるほど売れなくなります。
GeForceシリーズだから必ず高額になるわけでなないのでご注意ください。
Radeonシリーズを格安で購入して壊れるまで使い倒すのも選択肢ですね(笑)
マイニングに『おすすめのGPU』
ここまできたら自分にどんなGPUが合うのか、なんとなくイメージできたのではないでしょうか。
それでは大量にあるGPUの中から、いくつかおすすめのGPUをご紹介します。
【NVIDIA】ZOTAC:GAMING GeForce GTX 1660 6GB
ツインファンの【NVIDIA】グラフィックボードです。
GTX1660シリーズでは価格も充分納得ではないでしょうか(笑)
バックパネルはありませんが、ZOTAC製でしっかりとした造りになっています。
メモリが【DDR5の6G】あるのも嬉しいですね。
【AMD】MAI:Radeon RX 570 ARMOR 8G
ツインファンの【AMD】グラフィックボードです。
RadeonRX570シリーズでも破格のお値段です!
バックパネルはありませんが、安心のMSI製です。
しかもメモリが【DDR5の8G】なので凄すぎます(笑)
【NVIDIA】ASUS:GeForce RTX 2080 SUPER
トリプルファンの【NVIDIA】グラフィックボードのハイエンドモデルです。
ASUS製でこれでもかという性能ですが、価格も高いです(苦笑)
これ以上の高性能グラフィックボートもありますが、マイニングに向いているとは言えません。
メモリは【DDR6の8G】を採用しており文句ありません。
【AMD】ASRock:Radeon RX 5700 XT 8G
ツインファンの【AMD】グラフィックボードのハイエンドモデルです。
【AMD】の中でも破格のお値段で、この金額でこのスペックは驚きです!
当然バックパネルがついており、実績もあるASRock製です。
メモリは【DDR6の8G】を採用しており文句ありません。
『マイニングライフ』を楽しみましょう!
マイニングのGPUについて、どのGPUをどのように使うのか選ぶ楽しみが増えましたね。
購入予算や仮想通貨の将来性を考えながら、マイニングPCの構成をシミュレーションするとワクワクします。
今の時代にマイニングをしている同志を応援しています!(笑)
稼働中もクロック数や電圧、ファン調整など楽しいチューニングが待っていますよ。
それでは、人生を楽しみましょう!