グラボメーカーでマイニング性能は違うのか?『MSI』対『サファイア』

グラボメーカーでマイニング性能は違うのか?『MSI』対『サファイア』RX570

同じGPUのグラボは異なるメーカーでも性能は同じなのでしょうか?

性能は変わらないと聞いたことはありますが、比較・検証したいことはありますか?

今回はRadeon RX570の『MSI製』と『サファイア製』を実際に検証します。

本当の結果を知って、今後のGPU・グラボ選びに活用してください(笑)

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比較するグラボメーカーは『MSI製』と『サファイア製』

比較するグラボメーカーは『MSI製』と『サファイア製』

今回のグラフィックボードは『Radeon RX570 8G OCなし』で比較します。

ファン2つ、電源は8ピン1つ、オーバークロックなしの『MSI製』『サファイア製』を使用します。

ちなみに『サファイア製』は2つのモードがあり、今回は『Compute Mode(コンピュートモード)』で使用しています。

使用するPCのスペック

私が普段使用している通常PCとマイニングPCで検証します。

それぞれのPCにグラボ1枚を挿して『ベンチマーク』と『マイニング』を行います。

『ベンチマーク時』のPC

当時でもローミドルスペックの自作PCです。

コスパ重視なのがバレバレで恥ずかしい(苦笑)

MB:MSI M370 GAMING PLUS

CPU:intel core i5-8400

メモリ:CORDAIR DDR4-2666 8G × 2枚

電源ユニット:SilverStone SST-RT550-B 550W GOLD

OS:Windows10

ストレージ:M.2 SSD WD BLACK 256G

ケース:ZALMAN Z9 Neo

『マイニング時』のPC

マイニングPC

こちらは定番なスペックですね。

電源だけは賛否両論ありそうですが、、、

  • MB:AsRock H110 PRO BTC+
  • CPU:intel Celelon G3900
  • メモリ:G.SKILL DDR4-2400 4G
  • 電源ユニット:Thermaltake TOUGHPOWER GRAND RGB 1200W PLATINUM
  • OS:HiveOS
  • ストレージ:USBフラッシュ 8G
  • ケース:メタルラック
  • 電力計:ELPA EC-05EB

→【自宅マイニングPCの詳細】はこちら

検証は『ベンチマーク』と『マイニング』

検証は『ベンチマーク』と『マイニング』

ベンチマークソフトは3つ実施します。

  • 3DMARK
  • ファイナルファンタジーXIV:漆黒の反逆者
  • ドラゴンクエストX

マイニングはイーサリアムを掘って『ハッシュレート』『消費電力』を比較します。

それでは検証結果を発表!

実際の測定した数値を『ベンチマーク』→『マイニング』の順で発表します。

3DMARK

まずは3DMARKのベンチマークを『Time Spy』で実施。

結果は『MSI:3,975』『サファイヤ:3,783』でした。

ほとんど誤差の範囲内で同じですね(苦笑)

ファイナルファンタジーXIV:漆黒の反逆者

ファイナルファンタジーXIV:漆黒の反逆者は『高品質(デスクトップPC)』で実施しています。

他の設定はデフォルトのままです。

結果は『MSI:10,706』『サファイヤ:10,655』でした。

こちらもほとんど誤差の範囲内です(苦笑)

ドラゴンクエストX

ドラゴンクエストXは『最高品質』『1920×1080』で実施しています。

結果は『MSI:20,198』『サファイヤ:20,162』でした。

誤差の範囲内ですが『3つともMSIが少しだけ良い数値』ということがわかります。

イーサリアムのマイニング

今までのベンチマークではほとんど差がありませんでしたが、マイニングでは驚きの結果になりました!

          MSI:29.47 MH / 490 W
サファイア:30.59 MH / 335 W

『ハッシュレート』『消費電力』『発熱』どれをとっても『サファイア』の圧勝!

サファイア製についている『compute mode』のおかげかもしれません。

→イーサリアムの【マイニングソフトランキング10】はこちら

【ちょい+α】サファイア製グラボの『Compute Mode』

【ちょい+α】サファイア製グラボの『computermode』
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先ほど少しご紹介しましたが、サファイア製のグラフィックボードは
『Gaming Mode(ゲーミングモード)』と『Compute Mode(コンピュートモード)』をスイッチで変更できます。

『Gaming Mode』はゲームをしたり普段使う用のモードです。

『Compute Mode』はマイニングに最適化したモードなので、
今回のマイニング結果に差がでたのはこれが原因だと思われます!

今からAMDのグラフィックボードを購入するなら『サファイア製』がおすすめ。

現在の販売している商品だとこちらかな。

グラボによって『マイニングの性能』は違う!

グラボによって『マイニングの性能』は違う!

今回の結果を見ると、ゲームや通常使用ではグラボメーカーで差はありませんでした。

ただ、マイニングとなると性能に大きく差が出る場合があります。

検討するグラボのグレードに『Compute Modeがあるサファイア製』があれば強くおすすめします!

今からグラボ購入を検討している方は、少しでも効率よくマイニングするための参考にしてください。

 

それでは、人生を楽しみましょう!

→マイニング【GPUの選び方】はこちら