FXを始めようとした時に、初心者の方はどの通貨ペアが良いのかわかりません。
通貨ペアごとの特徴や注意点もわからないままトレードしてしまうと、大きな損失をだすリスクも高くなります。
そこで今回は、初心者の方にトレードを始める時に『おすすめの通貨ペア』と『避けたい通貨ペア』をご紹介します。
2020年の市場を考えて、通貨ペアごとの注意点もわかりやすく解説しますので、この記事で迷うことなく通貨ペアを選ぶことができるようになるでしょう。
私の失敗例も参考にしてください(笑)
初心者に『おすすめの通貨ペア』
たくさんある通貨ペアから初心者に『おすすめの通貨ペア』をご紹介します。
こちらの通貨ペアでトレードの練習をして慣れていきましょう。
豪ドル/円
初心者の方には『オーストラリアドルと日本円』をおすすめします。
スプレッドはほどほどですが、安定した動き幅と他国の影響を受けにくいことが大きなポイントです。
他国の指数発表や大統領の発言がダイレクトに値動きへ影響を受けると、予期せぬ動きで損失リスクが高まります。
指数の発表などチェックすべき内容をしっかりと把握する練習にももってこいの通貨ペアです。
ユーロ/円
『ユーロと日本円』も比較的安定しているのでおすすめです。
ユーロ圏全体の経済状況に伴って変化するので、ひとつの国の影響力が半減して値動きがいきなり激しくなる可能性が低く安定しています。
ただし、ユーロ圏内の大国は影響力が大きいので、動向や指数発表などにはチェックが必要です。
とくに現在では、イギリスのユーロ脱退問題があるので常に情報収集しておきましょう。
初心者が『避けたい通貨ペア』
メジャーな通貨ペアではありますが、初心者にはおすすめしません。
米ドル/円
『アメリカドルと日本円』はとてもメジャーで、為替やFXといえば一番に思いつく通貨ペアです。
スプレッド幅も狭く、一見トレードしやすそうに見えますが、初心者にはおすすめしません。
なぜなら、大統領の発言や指標の発表、他国の影響をダイレクトに受けて予期せぬ大きな動きをするからです。
せっかくテクニカル分析によるトレードをしていても、全く意味がなくなってしまいます。
また、現在は大統領選直後の不透明な時期です。
世界の経済の動きを把握できるようになり、タイムリーな情報をチェックできる上級者になって取り扱うことをおすすめします。
ポンド/円
『イギリスポンドと日本円』は本当はおすすめしたい通貨ペアなのですが、ユーロ脱退の問題があるため今はおすすめできません。
ユーロとの話し合いの状況にによって、値動きにさまざまな影響をあたえる可能性があるからです。
ただでさえ、市場の動きを読むことが難しいのに、さらに今後の不透明感が強すぎる状況です。
上級者でも難しい判断になるので、初心者にはもっての外ですね。
ユーロ/米ドル
『ユーロとアメリカドル』のメジャーな通貨ペアの組み合わせですが、初心者にはおすすめできません。
それぞれの通貨がどうというより、日本円ではないことが問題なのです。
いろいろな情報がある日本円をどう判断してトレードするのかもわからない初心者の方が、馴染みのない通貨ペアそれぞれを判断するにはリスクが高すぎます。
まずは日本円との通貨ペアでトレードになれてから、他の通貨ペアを始めることをおすすめします。
通貨ペアを選ぶ『判断ポイント6つ』
どの通貨ペアを選ぶか判断する時には、大きく5つのポイントがあります。
上級者になってもポイントはかわらないので、しっかりと頭に入れましょう。
スプレッド幅
買値と売値の差を『スプレッド』と呼び、取引所の手数料のことです。
この『スプレッド』以上の値動き分が利益となるので、幅が狭ければ狭いほど利益が出やすくなります。
スプレッドは通貨ペア0.01ポイントの差を『pips(ピップス)』で表します。
米ドル/円を例に考えると『1pips=0.01円』という意味です。
『スプレッド0.1pips』だと『0.001円の差』になりますね。
取引証拠金
FXの場合はトレードを行う時には受け渡し金を払う必要はありませんが、損失に備えて『取引証拠金』を預けなければいけません。
この『取引証拠金』は通貨ペアによって異なります。
同じ資金額でトレードする時でも『取引証拠金』が低い額だと取引数量が多くなります。
トレードする最低必要金額にもなるので、自己資金をしっかりと把握して余裕のあるトレードを行いましょう。
通貨の変動性
FXの基本は、値動きの差によって利益をだす方法です。
つまり、ある程度の値動きがないと大きな利益がないということです。
先程の『スプレッド』以上の動き幅がないと損失が発生するか、値動きがあるまでじっと待つ時間が多くなってしまいます。
また、ある程度の動きがなとテクニカル分析もできないので、根拠のあるトレードが難しくなります。
ムダに激しく動く通貨ペアは好ましくありませんが、一定の変動性がある通貨ペアを選びましょう。
スワップ金利
初めはわかりにくい制度なのですが、外国の通貨を買って(日本円を売って)持っているだけで、日ごとに利益を受け取ることができます。
これを『スワップ金利』といい、通貨ペアの金利差から利益を得る方法です。
大きな利益ではありませんが、毎日受け取ることもできるので魅力的な制度です。
ただし、その日の金利によっては0円だったり、逆に支払うこともあるのでご注意ください。
通貨の安定性
通貨の価値はその国の信用をバックに保証されています。
しかし、国自体がクーデターや戦争など不安定な状態になると、通貨の保証がなくなりハイパーインフレなど激しくて予測できない値動きになってしまいます。
FXで論理的なトレードを行うためにも、安定した国の通貨を選びましょう。
値動きが激しいという理由だけで選ぶと、予想と逆に動けば大きな損失になってしまいます。
通貨の情報量
市場の動きを分析するには、充分な情報が必要です。
指標の発表だけではなく、経済状況や政治情勢など、その通貨に影響を及ぼす情報は多岐にわたります。
日常のニュースや新聞、情報サイト、取引所など、その国に関わる情報を集めやすい通貨を選びましょう。
情報不足は誤った判断をまねきます。
私が痛い目をみた通貨ペア『トルコリラ/円』
初心者の方には特に注意してほしい通貨ペアが『トルコリラ/円』です。
私も妻に言えないぐらい痛い目をみています(苦笑)
必要な取引証拠金が他の通貨ペアより一桁少額なので、手持ち金が少ない時にもトレードが可能になります。
しかも、同じ手持ち金なら多くの取引数量を売買できます。
スプレッド幅は少し大きいですが、それ以上に値動きするので、初心者の方には魅力的に見えてしまうのです。
しかし、国の情勢が不安なうえ、隣国との侵略問題もあり、予期しない大きな値動きでロスカットがいつ起こるかわかりません。
私は初心者の方が同じ過ちをしないことを願います!
【ちょい+α】初心者におすすめの取引所『DMM FX』
初心者の方がFXを始める時の取引所は『DMM FX』がおすすめです。
取り扱いの通貨ペアが20種類と多いので、慣れてきたら状況に合わせて取引通貨ペアをかえることができます。
低スプレッド、各手数料無料と利益も出しやすいのも嬉しいポイントです。
また、アプリや取引ツールも使いやすく、どこでもトレード可能!
時事通信のニュース配信やサポート体制も充実しており、初心者の方は安心してトレードできるので迷ったら『DMM FX』を利用してみてください。
→公式【DMM FX】のホームページ
→初心者に【DMM FX がおすすめの理由】はこちら
通貨ペアを選んでFXトレードをはじめよう!
初心者の方がFXを始めようとした時には、今回の通貨ペアをおすすめします。
まずはFXに必要な情報収集やチャートの見方、分析方法、取引ツールやアプリの使い方になれましょう。
いろいろな指数やチャートの使い方を覚えながら、経済と市場の動きを分析して根拠のあるトレードを始めてください。
それでは、人生を楽しみましょう!