個人がマイニングをする時は、ほとんどの方がPCのGPUを使ったマイニングを行います。
ただ、実際にマイニングをしようとしても、どうやっていいのかわかりません。
私も情報がなくて試行錯誤しながらマイニングを始めました。
そこで今回は、GPUマイニングに必要なものから始め方の流れまでご紹介します。
始め方の各ステップをしっかりと把握して、一緒にマイニングを楽しみましょう!
『GPUでマイニング』するってどういうこと?
マイニングするとは実際にどういうことかかからない方も多いと思います。
ずばり『電気代を使って暗号資産をゲットする!』ことです(笑)
専用のマイニングマシンを使って計算作業を行い、その報酬として暗号資産をもらうという仕組みです。
現在はとても大きな計算能力(ハッシュレート)と電気代が必要なため、簡単には利益をだせなくなりました。
マイニングに『GPUが』適しているワケ
PCでマイニングをする時には『GPU』というパーツを使います。
マイニングの計算には膨大な単純計算をする能力が必要になります。
GPUは映像を映し出すためのパーツですが、映像処理の能力が単純計算に向いているのです。
この能力を利用して複数のGPUでマイニングを行います。
『GPUマイニング』に必要なもの
マイニングを始める時には、以下の準備が必要になります。
- GPUを載せたPC
- インターネット環境
- マイニングする暗号資産とマイニングプールの選定
- 暗号資産を受け取るウォレット
準備ができたら、早速はじめてみましょう!
GPUマイニングを始めるまでの流れ
実際にGPUマイニングを始めるには以下の流れになります。
- マイニングする暗号資産の決定
- ウォレットの口座開設
- 専用PCの準備・設定
- マイニングプールにウォレットを登録
- 報酬の確認
それでは、ひとつずつ解説します。
1.マイニングする暗号資産の決定
どの暗号資産をマイニングするかによって、必要な計算力(ハッシュレート)や報酬も異なります。
後述するGPUやマイニングプール、ウォレットも異なってきますので、とても重要です!
2.ウォレットの口座開設
マイニングで得た報酬を受け取る財布がその名の通り『ウォレット』です。
暗号資産ごとにウォレットが必要になりますので、事前に準備しておきましょう。
ウォレットはアルファベットと数字でできており、QRコードでも表示できます。
3.マイニング専用PCの準備・設定
マイニングする暗号資産に合わせたGPUを選び、充分な容量の電源ユニットを備えた専用PCを準備します。
自作PCやプラモデルが好きな方は、簡単に自作できると思います。
『HiveOS』という専用のOSを使うと、SSDなどのストレージは必要ありませんし、ムダな電力を使わないのでおすすめです。
4.マイニングプールにウォレットを登録
暗号資産にあわせてマイニングプールを選び、報酬を受け取るウォレットを登録しましょう。
マイニングプールとは『みんなで協力してマイニングを行い、報酬をわける共同作業場』のことです。
単独では太刀打ちできない企業マイニングに対抗するため、みんなで協力して報酬を得るところです。
5.マイニングした報酬の確認
ある程度の時間が経つとマイニングプールのHP上で報酬を確認することができます。
実際の報酬額と電気代を確認して、きちんと利益が出ているのか確認が必要です。
赤字になっているのであれば、より効率化を目指すか、マイニングする暗号資産の再考が必要です(苦笑)
みなさんイメージできましたか?
それほど難しいことはありませんよ(笑)
マイニングと『GPUの種類』
GPUのメーカーは『NVIDIA』と『AMD』の2種類しかありません。
それをカスタマイズしてそれぞれの企業が販売しています。
『NVIDIA』と『AMD』はそれぞれ得意、不得意の暗号資産がありますので、マイニングする暗号資産と相性が良いGPUを選びましょう!
マイニングする『電気代』も大きなポイント
マイニングの報酬として暗号資産を得ることができますが、GPUを増やせば増やすほど大量の電気を消費します。
電気代が高額になるのは当然ですが、マイニングの報酬路と電気代で利益がでるのか確認しましょう。
現在は電気の小売により電力会社も選べるので、少しでも安い電気代に変更してください。
電力会社を探すなら『電力比較サイト エネチェンジ』がおすすめです。
『おすすめのGPU』4選をご紹介!
どのGPUを選んでいいかわからない初心者の方に、おすすめのGPUをご紹介します。
NVIDIAとAMDの上位機種と廉価シリーズそれぞれをピックアップしたので、予算と相談しながら検討してください。
NVIDIA:GeForce RTX2080 SUPER シリーズ
NVIDIAの上位モデルなので、高性能ですが高額です(苦笑)
GeForce RTX3080シリーズなどありますが、品薄状態で高額すぎるのでパス。
RTX2080よりもメモリクロックが高く、価格差がないのでこちらがおすすめです。
NVIDIA:GeForce GTX1660 SUPER シリーズ
価格をおさえて考えるなら、GeForceの廉価版GTX1660シリーズSUPERがおすすめです。
GTX1660よりもメモリクロックが高く、ほとんど価格差がないのでこちらを選択。
複数枚でマイニングすると価格が高額になってしまうので、現実的な価格ですね(笑)
GeForceシリーズはリセールできるのもうれしいポイントです。
AMD:Radeon RX 5700 XT シリーズ
AMDの上位モデルで、NVIDIAよりは価格が抑えられています。
AMDでマイニングできる暗号思案であれば、とてもよく仕事をしてくれます(笑)
リセールは期待できないので、自分のゲーム用で再利用か使い潰すかになります。
AMD:Radeon RX 5500 XT シリーズ
価格と性能のコスパはピカイチのRadeon RX 5500 XT シリーズ。
メモリ容量が4Gのシリーズもありますが、重要なので8Gをおすすめします。
また、同価格帯でRX580シリーズもありますが、メモリクロックに大差があるのでこちらを選んでいます。
枚数を増やして量で勝負するタイプならこちらですね!(笑)
【ちょい+α】必要な電力容量は事前に確認!
GPUごとに必要な電力とハッシュレートの目安を調べるには『WhatToMine』というサイトが便利です。
各GPUの枚数を入力すると、必要な電力とハッシュレートの目安が表示されます。
しかも複数のGPUを組み合わせてもOKという優れもの!
準備するPCの電源ユニット選びや、利益がでる暗号資産を調べるためにも、事前にどれだけの電力容量が必要なのか確認しておく必要がありますからね。
さあ!GPUマイニングを始めてみよう!
GPUを使ったマイニング方法をイメージして頂けたと思います。
マイニングする暗号資産を探したり、専用PCの構成を考えてみたりと、マイニングを始める前に楽しい時間が始まります。
利益を出すために工夫しながら、マイニングを始めてみましょう。
今まで知らなかったマニアックで最先端の世界が広がります!
それでは、人生を楽しみましょう!