株式やFX、暗号資産(仮想通貨)で使う『RSI』というチャートを知っていますか?
ロウソク足チャートの下で上下する1本ラインですが、使い方がわからずに表示していない方も多いと思います。
私も初めは利用していませんでしたが、実際の使い方を覚えると非常に簡単でした。
『売り』『買い』のタイミングを知るチャートなので、是非使えるようになって勝率を上げましょう!
『RSI』ってどんなチャート?
『RSI』は日本語で『相対力指数』と訳され、直近の一定期間において(終値ベース)上昇と下落のどちらの勢いが強いのかを表したチャートです。
50%を基準にして0〜100%間で推移します。
50%を超えて上昇すると買いの勢いが強く、50%を割って下降すると売りの勢いが強いと判断します。
『RSI』が使える市場とおすすめ設定
『RSIは短期〜中期のスパンで使用』するチャートです。
レンジ相場や緩やかなトレンド相場の時に効果を発揮します。
短期は14日間で設定することが多いです。
中期だと42・52日間の設定をおすすめします。
期間によってRSIの振り幅が異なるのでチェックしてみましょう。
『RSI』の具体的な使い方
それでは具体的に『RSI』を使って取引きのタイミングを覚えましょう!
『売り』と『買い』のサイン
先ほどお伝えした通り『RSI』は買いの勢いが強い上昇と売りの勢いが強い下降を表しています。
つまり『買われすぎ』『売られすぎ』になると転換するシグナルとして利用できるのです。
- 70〜80%以上 買われすぎなので転換ねらいの『売り』シグナル
- 30〜20%以下 売られすぎなので転換ねらいの『買い』シグナル
ダイバージェンス現象
ロウソク足とRSIのトレンドが逆になること『ダイバージェンス現象』と言い、トレンドが転換するシグナルです。
例えばチャートの山頂部分をチェックした時に、ロウソク足は下降、RSIが上昇する時があります。
その後はロウソク足がRSIと同じトレンドの上昇に転じることが多いのです。
当然逆のパターンもあり、わかりやすいサインなので覚えておきましょう!
『RSI』を使う時の注意点
RSIは市場の買われすぎや売られすぎを数値化したチャートです。
今までとは異なる急上昇や急落など非常に強力なトレンド相場になると、数値に関係なくトレンドを継続してしまいます。
これがダマシになってしまうので注意が必要です。
しっかりと現在の市場を把握して利用してください。
【ちょい+α】ボリンジャーバンドが相性抜群!
『RSI』は『ボリンジャーバンド』というチャートと組み合わせると、とても使いやすく信頼度がアップします。
ボリンジャーバンドは価格変動の振り幅を表したチャートです。
レンジ相場での±2σ転換のタイミングや、トレンド相場で移動平均線と±2σの転換のタイミングがリンクしていると信頼度がアップします!(笑)
是非一緒に使えるようになりましょう!
『売りすぎ』『買いすぎ』の市場をチェック!
1本のラインで『売りすぎ』と『買いすぎ』を表すチャート『RSI』をご紹介しました。
思っている以上に簡単に使うことができると思います(笑)
他のチャートと組み合わせて精度を上げ、勝率アップしてください!
それでは、人生を楽しみましょう!