実際に不動産投資を行うと多くのリスクが存在します。
失敗したり想定外の事態が発生して大きな損失をださないよう、リスク回避のポイントを5つご紹介します。
このポイントを覚えておくだけで多くのリスクを事前に回避できるようになります。
危険な物件を回避して、安心の不動産投資を行いましょう!
ポイント1:人気のない設備・間取りの回避
入居者に人気のない物件は空室のリスクが高くなります。
なるべく避けた方がよい6つのポイントをご紹介します。
- エレベーターがない(マンション)
- 3点ユニットバス
- バルコニー側に和室2部屋
- エアコンや追い炊きなど必要設備がない
- 日が当たらない
- 物件が古いのに家賃が高い
ただし、入居するターゲットや家賃の価格帯によって関係ない項目もあります。
ポイント2:建物の将来の大きな修繕費を回避
物件はネットや書類のみではなく、実際の物件を現地で調査してください。
建物の修繕状況や手直しが必要か、将来の大きな修繕費が発生するか、敷地内も確認しましょう。
- 屋根の修繕
- シロアリの被害(戸建て)
- 水廻りの設備
- 機械式駐車場
- 敷地内の井戸
- 隣地境界との境界壁
今の利回りが良くても、長期計画ではリスクが高くなるので注意が必要です。
ポイント3:物件の立地・エリアのリスクを回避
建物だけではなく、その立地やエリアの将来性も重要です。
高齢化や過疎化が進むエリアは空室リスクも高くなりますし、マンションが多いエリアは目の前に高い建物が建つ可能性もあります。
これからどう変わるエリアなのかも考慮しましょう。
- 日当たりが変わる(高い建物建築リスク)
- スーパーや買い物施設が移転、倒産
- 駅や重要施設の移転
- 小中学校の移転、統合
- 人口減少エリア
今は安いエリアでも、大規模開発や新駅誕生など将来性が高いエリアはおすすめです。
ポイント4:リスクを考慮した収入計画を立てる
満室の家賃収入と現在の必要経費で計画を立てるのではなく、将来必要な設備費や修繕費、空室の可能性を踏まえた精度の高い計画を立てましょう。
- 一定期間空室がある前提
- 修繕積立貴や管理費の上昇(マンション)
- 家賃の設定価格の見直し
- エアコンや給湯器など設備のメンテナンス費
- 保険料の見直し
- 各種発生する税金
各物件によって内容が大きく異なります。
漏れがないようしっかりチェックしてください。
ポイント5:必要資金の把握と資金準備
不動産投資をすると、今まで知らなかった税金や費用が発生します。
支払うためにも余裕を持った資金を準備しておきましょう。
- 入居者を募集する広告費
- 入居前の手直しやクリーニング
- ローンの支払い金
- 空室時のローン支払い補填費用
- 固定資産税・都市計画税(毎年の税金)
- 不動産取得税(取得した時の税金)
- 保険料
- 管理費用
急な出費が発生するケースもあります。
【ちょい+α】危険なエリア指定と注意ポイント!
その物件が危険なエリアに指定されていたりと、知っておきたいポイントをいくつかご紹介します。
危険なエリアに指定されている
都道府県や各自治体が危険なエリアに指定している場所があります。
重要事項説明にも記載される内容もあり、ホームページやハザードマップなどで事前に確認しておきましょう。
- 造成宅地防災区域
- 土砂災害警戒区域
- 津波災害警戒区域
- 洪水、浸水エリア
- 高潮警戒エリア
- 地震で揺れやすいエリア
建物の建て替えができない
建物の建て替えができない特に古い戸建てに多いのが『接道義務違反による建て替えができない』ケースです。
現在は『公道に土地が2m以上接していないと建物を建築してはいけない』というルールがあります。
しかし、その建物を建てた時にはルールがなかったので建築できた物件です。
相場よりかなり安い時には注意しましょう。
それが分かっていて検討するのは選択肢のひとつだと思いますよ。
上手にリスクを回避して安心の投資を!
不動産投資には多くのリスクがあります。
利回りや価格で物件選びをせず、広い視野で判断していきましょう。
今回ご紹介したポイントでしっかりとリスクを回避して、安心の投資計画をたててください。
それでは、人生を楽しみましょう!